基礎スキー(DEMO SKI)とは?
今シーズンも全日本技術選出場を決めた大番頭「中井教之」が
スキー教師&ジャッジ&選手、そして職人の目線で基礎スキーを解説いたします。
≪ 魅せるスキー ≫
『誰よりもかっこよく、美しく滑りたい!!』
『楽しく、爽快に気持ちよく滑りたい!!』
という多くのスキーヤーの思いを表現するスキー。
それを実現するためのゲレンデスキーの技術を指します。
一言でいうと、『スピードがあるなかで正確な運動を行い、
用具(スキー板・ブーツ)の性能を引出し、
よりスムーズなターン運動を行う』ことです。
基礎スキーには、技術の到達点をはかる「検定」や、
技術を競う「大会(技術選など)」があります。
どちらも数人の審判員が滑りを見て、
その滑りに対して点数をつけるという採点競技です。
タイムや高さ、距離といった数字で測れる基準や、
技の難易度というものがないので、難しい部分もあるのですが、
それぞれのスキーヤーが「巧さ」や「美しさ」というものを表現できるのが魅力でもあります。
近年では、用具の進化にともない、
身体の使い方を用具に合った運動に変えていく必要が出てきました。
スキー技術自体は大きく変わってはいないのですが、
結果として現れるシルエットにも変化があるように感じます。
≪ 用具選び ≫
検定・大会・ゲレンデスキーなどの目的だけではなく、
体力&筋力、年間滑走日数、よく行くスキー場等、
個人的、環境的な要素をふまえての用具選びが大切です。
工房では、それら要素に加えて、滑りの動画を見せていただければ、
どういう用具が適していくのかをご提案させていただきます。
≪ チューンナップ ≫
- ブーツ
フィットすることはもちろん大切ですが、その人の身体の使い方や、
目標とする滑りに合わせることも重要です。
工房では、板の角(エッジ)を立てやすくするのか、板をずらしやすくするのか等、
お客様のご要望を聞きながら、スキーヤーの目線でブーツのセッテイングをしていきます。
ブーツの仕上げ方次第で、板の動き方も変わります。
また、膝などに無理な負担がかからないように配慮したチューンを行っています。
- スキー板
重要なのはスキーのたわみを出すことと、スキーのズレをコントロールすることです。
最近お客様からの相談で多いのが、スキーがひっかかるというものです。
ひっかかりがあるとスキーはたわみが引き出せず、ズラすこともできなくなりますので、
エッジの仕上げには特に気を配っています。
工房では、ズラしやすく、角を立てやすい板に仕上げるために
最高の技術とマシーンでチューンナップをしています。
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